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LINE公式アカウントのカードタイプメッセージとは?作り方・料金・画像サイズを解説

LINE公式アカウントで活用できるカードタイプメッセージとは、複数の情報をカード形式でまとめ、横にスライドして表示できるメッセージ形式です。
この記事では、ライン公式アカウントにおけるカードタイプメッセージの概要から、目的別の種類、具体的な作り方、推奨される画像サイズ、そして気になる料金体系までを解説します。

LINEカードタイプメッセージとは?横にスライドできるメッセージ形式

LINEのカードタイプメッセージは、複数の画像や情報を一つの吹き出しにまとめ、横にスライドさせて表示できるカルーセル形式のメッセージです。
1枚の画像で情報を伝えるリッチメッセージや、トーク画面下部に固定表示されるリッチメニューとは異なり、複数の商品や選択肢をコンパクトに提示できる点が特徴です。

ユーザーは左右にスワイプする直感的な操作で、興味のある情報を自分のペースで閲覧できます。
テキストだけでは伝えきれない情報をビジュアル豊かに届けられるため、高い訴求効果が期待できます。

目的別に選べる4種類のカードタイプ

カードタイプメッセージには、「プロダクト」「ロケーション」「パーソン」「イメージ」という4種類のテンプレートが用意されています。
これらの種類は、それぞれ異なる用途に合わせて最適化されたデザインと設定項目を持っています。

伝えたい情報の内容や目的に応じて最適なカードタイプを選択することで、ユーザーに対してより分かりやすく、効果的に情報を届けることが可能です。

1.商品の紹介に最適な「プロダクト」

プロダクトは、商品やサービスの紹介に特化したカードタイプです。
・各カードには、商品画像に加え、アイテム名や説明文、価格といった詳細情報をテキストで記載できる
・2つのラベルを設定してセール中や新商品などの特徴を強調したり、購入する詳細を見る といったアクションボタンを設置してECサイトへ誘導したりすることも可能である
・複数の商品を一度に紹介したい場合や、特定の商品に関連するクーポン情報などを合わせて提示する際に非常に有効的である

2.店舗情報の案内に便利な「ロケーション」

ロケーションは、実店舗への来店を促したい場合に役立つカードタイプです。
・店舗の外観や内観の写真とともに、店舗名、住所、営業時間や定休日といった基本情報を設定できる
・地図アプリと連携して場所を表示したり、電話番号をタップして直接発信させたりするアクションを設定できる
・複数の店舗情報を一覧で紹介したり、イベント会場へのアクセスを案内したりできる
・予約サイトへのリンクを設定すれば、スムーズな来店予約にもつなげられる

3.スタッフ紹介で活用できる「パーソン」

「パーソン」は、人物の紹介に最適なカードタイプです。
・美容室のスタイリストや学習塾の講師、企業の担当者などを顔写真付きで紹介する際に活用できる
・各カードには氏名や役職、自己紹介文などを記載でき、3つまで設定可能なタグによって「#得意なスタイル」や「#担当教科」といった個人の特徴を分かりやすく表現できる
予約ページへのリンクやSNSアカウントへの誘導も設定できるため、ユーザーが親近感を持ち、指名予約や問い合わせをするきっかけ作りに貢献する

4.複数の画像を魅力的に見せる「イメージ」

「イメージ」は、テキスト情報を省き、画像そのものの魅力で訴求することに特化したシンプルなカードタイプです。
・各カードは正方形の画像1枚のみで構成され、タップすることで設定したURLへ遷移させられる
・文章での説明が不要な、ビジュアルが重要な商品やサービスの紹介に適する
・料理のメニュー写真やアパレル商品の着用イメージ、イベントの雰囲気などを複数枚見せることで、ユーザーの興味関心を引きつける
・ブランドの世界観を視覚的に伝えたい場合にも効果的である

LINEカードタイプメッセージを活用する3つのメリット

カードタイプメッセージは、単に情報を送るだけでなく、ユーザーの興味を引きつけ、行動を促すための多くの利点を持っています。他のメッセージ形式と比較して、視覚的な訴求力や情報量、そしてユーザーエンゲージメントの向上に大きく貢献します。

1.ユーザーの目を引くビジュアルで情報を届けられる

カードタイプメッセージは、各カードに画像を設定できるため、テキストのみのメッセージに比べて視覚的にユーザーの注意を引きつけやすい点が大きなメリットです。
商品の写真や店舗の雰囲気、スタッフの顔写真などを効果的に見せることで、ユーザーの興味を喚起し、メッセージの内容を直感的に理解してもらう助けとなります。

鮮やかなビジュアルはトーク画面の中でも埋もれにくく、タップやスワイプといった次の行動へと自然に誘導する効果が期待できます。

2.一つの吹き出しで多くの選択肢を提示できる

複数の情報を伝えたい場合、通常のメッセージでは何度も吹き出しを送信する必要があり、ユーザーに煩わしさを感じさせてしまう可能性があります。
しかし、カードタイプメッセージを使えば、最大9枚のカードを一つの吹き出しに集約できます。

これにより、トークルームの画面を占有することなく、新商品のラインナップや複数のキャンペーン情報、店舗の支店一覧といった多くの選択肢をすっきりと提示することが可能です。

3.タップを促しユーザーの行動を引き出しやすい

カードタイプメッセージは、左右にスライドするというユーザーの能動的な操作を促すデザインになっています。
このスワイプ操作自体がユーザーの関与を高め、提示された情報への興味を引き出すきっかけとなります。

さらに、各カードにはWebサイトへのリンクや電話発信、予約ページへの遷移といった具体的なアクションボタンを設定可能です。
これにより、ユーザーが情報を閲覧するだけでなく、購入や予約、問い合わせといった次の具体的な行動へとスムーズに移ることを後押しします。

初心者でも簡単!カードタイプメッセージの作成手順

LINE公式アカウントのカードタイプメッセージは、管理画面(LINE Official Account Manager)から直感的な操作で作成できます。
特別な専門知識は不要で、旧管理画面のline@を利用していた方でもすぐに慣れることが可能です。

ここでは、メッセージ作成の基本的な流れを4つのステップに分けて具体的に解説します。

ステップ1:管理画面から「カードタイプメッセージ」を新規作成する

1.LINE Official Account Managerにログインし、ホーム画面の左側にあるサイドメニューから「カードタイプメッセージ」を選択する
2.新しく作成する場合は画面右上の「作成」ボタンをクリックする(作成済みのメッセージがある場合は一覧で表示されます)
3.過去に作成したメッセージと似た内容のものを作る際は、既存のメッセージをコピーして編集する機能を使うと効率的に作業を進められる

ステップ2:タイトルを入力し、カードの種類を選択する

1.作成画面に移動したら、最初に「アイテム名」を入力するプッシュ通知とチャットリストに表示されます

2.「カードタイプを選択」の項目から、「プロダクト」「ロケーション」「パーソン」「イメージ」の4種類の中から、今回の配信目的に最も合ったテンプレートを選択する。選択した種類によって、後続のステップで設定する項目が変わる。

ステップ3:各カードに画像・テキスト・アクションを設定する

カードタイプを選択したら、各カードの内容を具体的に設定していきます。
1.「画像をアップロード」からカードに表示させたい画像を選択する
2.選択したカードタイプに応じたテキスト情報を入力する
(例)「プロダクト」であれば商品名や価格、「パーソン」であれば氏名や役職などを設定する
3.ユーザーに起こしてほしい行動を「アクション」として設定する
・URLを入力してWebサイトへ誘導したり、クーポンを選択したりすることが可能である
・アクションラベルのテキストも自由に編集できる
・画面下部の「保存」ボタンをクリックして作成を完了させます。

ステップ4:プレビューで確認して保存する

すべてのカード設定が完了したら、必ずプレビュー機能を使ってスマートフォンでの実際の見え方を確認しましょう。サイドメニューから「メッセージを作成」を選択し、作成したカードタイプメッセージを選んで確認します。

カードタイプメッセージ作成時に推奨される画像サイズ

カードタイプメッセージで最適な表示を得るためには、推奨される画像サイズで作成することが重要です。
プロダクトタイプ、ロケーションタイプの推奨アスペクト比は1.54:1、イメージタイプの推奨比率:1.11:1です。
この比率に合わない画像を使用すると、意図しない部分でトリミングされてしまう可能性があります。

ファイル形式はJPG、JPEG、PNGに対応しており、ファイルサイズは10MB以下に収める必要があります。
これらの規定を守ることで、画質の劣化や表示崩れを防ぎ、メッセージの効果を最大限に引き出せます。

作成したカードタイプメッセージを配信する方法

作成したカードタイプメッセージは、それ単体で自動的に配信されるわけではなく、他のメッセージ機能と組み合わせて配信する必要があります。
主な配信方法としては3つが挙げられます。

①通常の「メッセージ配信」で、絞り込んだターゲットに対して一斉に送信する方法
②「応答メッセージ」に設定し、特定のキーワードがユーザーから送られてきた際に自動で返信する方法
③「あいさつメッセージ」に設定し、友だち追加してくれたユーザーに対して最初に自動送信する方法

目的に応じて適切な配信方法を選択します。

カードタイプメッセージの効果的な活用シーン3選

カードタイプメッセージは、その特性を活かすことで様々な場面で効果を発揮します。
複数の情報を整理して見せられる点や、視覚的な訴求力が高い点を考慮すると、特に有効な活用シーンが存在します。

ここでは、具体的な活用例を3つ挙げ、どのような目的でどのように利用できるかを解説します。

新規登録者へのあいさつメッセージ

ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した直後に自動で送られる「あいさつメッセージ」は、アカウントの第一印象を決める重要な役割を担います。
ここにカードタイプメッセージを活用することで、アカウントでできること(例:商品購入、店舗検索、クーポン利用など)を分かりやすく案内できます。
各カードに機能紹介と関連ページへのリンクを設定すれば、ユーザーは初めから迷うことなくアカウントを使いこなせるようになります。

自己紹介やコンテンツの目次として機能させることで、ブロック率の低下にも貢献します。

あいさつメッセージに迷ったらこのコラム▶︎LINE公式アカウントのあいさつメッセージ設定 すぐ使える例文とコツ

よくある質問への自動応答メッセージ

営業時間やアクセス方法、商品の仕様など、ユーザーから頻繁に寄せられる質問に対して、カードタイプメッセージは有効な解決策となります。
応答メッセージ機能と組み合わせ、「よくある質問」といったキーワードに反応して、質問項目と回答ページへのリンクをまとめたカードを自動返信する設定が可能です。

これにより、ユーザーは問い合わせの手間なく自己解決でき、運用者側も個別対応の工数を削減できます。
各カードに質問と回答の要約を記載し、詳細ページへ誘導する形が効果的です。

キャンペーンや新商品の告知

複数のキャンペーンを同時に実施する場合や、新商品を複数同時にリリースする際に、カードタイプメッセージは情報を整理して伝えるのに最適です。
各カードで一つのキャンペーンや商品を紹介し、それぞれの詳細ページへリンクを設定することで、ユーザーは興味のある情報だけを効率的に閲覧できます。

テキストが羅列されたメッセージよりも視覚的に華やかで分かりやすく、ユーザーのクリック率向上も期待できます。
セール対象商品をカテゴリーごとに分けて紹介するといった使い方も有効です。

カードタイプメッセージに関するよくある質問

カードタイプメッセージを実際に利用するにあたり、料金や仕様に関する疑問が生じることがあります。
ここでは、運用担当者が抱きやすいよくある質問とその回答をまとめました。

これらの情報を事前に把握しておくことで、よりスムーズにカードタイプメッセージの導入と活用を進めることができます。

カードタイプメッセージの利用に料金はかかりますか?

カードタイプメッセージを作成し、利用すること自体に別途の料金は発生しません。
この機能はLINE公式アカウントの基本機能として提供されており、すべての料金プランで無料で利用できます。

ただし、カードタイプメッセージを配信する行為は、通常のメッセージ配信と同様に、契約している料金プランに応じたメッセージ通数としてカウントされます。
そのため、プランの上限通数を超えて配信する場合は、追加のメッセージ料金が必要になる点に注意が必要です。

設定できるカードの枚数に上限はありますか?

一つのカードタイプメッセージに設定できるカードの枚数には上限があります。ユーザーにスライドして見せられるメインのカードは、最大で9枚まで設定可能です。多くの情報を提示できますが、ユーザーが興味を失わないよう、情報の関連性や順番を考慮して構成することが重要です。

まとめ

LINE公式アカウントのカードタイプメッセージは、複数の情報を一つの吹き出しにまとめて視覚的に訴求できるメッセージ形式です。
プロダクト、ロケーション、パーソン、イメージの4種類があり、目的に応じて使い分けることで、商品紹介や店舗案内、キャンペーン告知など多様なシーンで活用できます。

一つの吹き出しで多くの情報を提示できるため、ユーザーの利便性を高め、Webサイトへの誘導など具体的な行動を促しやすいという利点があります。
管理画面から無料で簡単に作成でき、あいさつメッセージや応答メッセージにも設定可能です。


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